くさの動物病院 健康通信10 心電図で何がわかる?
くさの動物病院 健康通信10
🐶🐱 心電図検査で何がわかる?
「心電図って、人間だけの検査じゃないの?」
心電図検査は、ワンちゃんや猫ちゃんにも行うことができる大切な検査です。 心臓は、電気信号によって規則正しく動いています。 心電図では、この
心臓の電気的な活動を記録することで、心拍数や心臓のリズムに異常がないかを確認します。
🫀 心電図検査で何がわかるの?
① 💓 心臓のリズムに異常がないか
心電図検査では、
- 心拍が速すぎる
- 心拍が遅すぎる
- 心拍の間隔が不規則
- 予定より早く心臓が収縮する
- 心拍が一時的に抜ける
など、
不整脈と呼ばれる心臓のリズムの異常を確認できます。 不整脈には、ほとんど問題にならないものもありますが、種類によっては失神や血液を十分に送り出せなくなる原因になることがあります。
② ⚡ 心臓の電気信号が正常に伝わっているか
心臓は、電気信号が順番に伝わることで収縮しています。 この電気信号がうまく伝わらないと、
「房室ブロック」などの伝導障害 が起こることがあります。 心電図では、このような
心臓の電気信号の伝わり方の異常を確認することができます。
③ 🫀 心拍数を確認できる
心電図では、心臓が
1分間に何回くらい動いているのかを確認できます。 ただし、犬や猫の心拍数は、
などによって変化します。 そのため、
心拍数だけで病気と判断するのではなく、心電図の波形や身体検査などと合わせて判断することが大切です。
④ 🔍 不整脈の種類を調べる
「心臓の音が少し不規則ですね」 「脈が飛んでいるように感じます」 などの場合、心電図を記録することで、
どのような不整脈が起きているのかを詳しく調べる手がかりになります。 心電図は、特に
不整脈の診断に適した検査です。
🐶🐱 こんな症状はありませんか?
心臓の病気や不整脈では、次のような症状が見られることがあります。 □ 急にふらつく
□ 一瞬、意識を失ったようになる
□ 運動するとすぐ疲れる
□ 少し動いただけで苦しそうにする
□ 元気がなくなった
□ 脈や心拍が不規則に感じる
□ 健康診断で心雑音や脈の異常を指摘された 特に、
突然の失神やふらつきなどがある場合には、心臓のリズムに異常がないか確認することがあります。
🩺 心電図検査はどうやって行うの?
心電図検査では、体に電極を装着して、心臓から発生する電気信号を記録します。 検査そのものは、
体への負担が比較的少ない検査です。 ただし、ワンちゃん・猫ちゃんは緊張すると心拍数が変化することがあります。 そのため、できるだけ落ち着いた状態で検査を行い、必要に応じて複数回確認することがあります。
🫀 心電図だけではわからないこともあります
心電図は、
心臓のリズムや電気信号を調べることが得意な検査です。 一方で、
- 心臓の大きさ
- 心臓の弁の状態
- 心臓の筋肉の動き
- 血液の流れ
- 心臓の構造
などを詳しく調べる場合には、
心臓超音波検査(心エコー)やレントゲン検査などを組み合わせることがあります。 心電図と心エコーは、それぞれ得意な分野が異なります。
🐾 健康診断でも心臓の状態を確認することが大切
ワンちゃん・猫ちゃんは、心臓に異常があっても、初期には目立った症状が見られないことがあります。 また、健康診断などで
「心雑音がある」
「脈が不規則」
「心拍が速い・遅い」 といった変化が見つかった場合には、心電図検査が診断の手がかりになることがあります。
特に、シニア期のワンちゃん・猫ちゃんや、心臓病が疑われる場合には、身体検査や血液検査、画像検査などと組み合わせて心臓の状態を確認することが大切です。
💡 「心臓がドキドキしている」だけではわからないことがあります
心臓は、毎日休むことなく動き続けています。 普段は気づきにくい
心臓の電気的な異常も、心電図で記録することで見つかることがあります。
🫀 心電図検査は、
「心臓がどのようなリズムで動いているのか」を調べる検査です。
気になる症状がある場合や、健康診断で心雑音・脈の異常などが見つかった場合は、検査することをお勧めします。
🐶🐱 大切な家族の健康を守るために
心臓の状態を確認するためには、
身体検査
+ 心電図検査
+ 血液検査
+ レントゲン検査
+ 心臓超音波検査 など、それぞれの検査を組み合わせて評価することがあります。 「最近、疲れやすくなった」
「ふらつくことがある」
「健康診断で心雑音を指摘された」 そんな小さな変化も、ぜひご相談ください。
🏥 くさの動物病院
八潮市新町170
Tel 048-996-6282