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くさの動物病院 健康通信8 レントゲン検査でわかること
くさの動物病院 健康通信8
🐶🐱 レントゲン検査でわかること
「レントゲン検査って、何を見るの?」
動物病院で行うレントゲン検査。
「骨を見る検査」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
実はレントゲン検査では、骨だけでなく、胸やお腹の中の状態も確認することができます。
犬や猫の体の中を画像で確認することで、身体検査や血液検査だけでは分からない異常を見つける手がかりになります。
レントゲン検査で何がわかるの?
① 🦴 骨・関節の状態
レントゲン検査が特に得意なのが、骨や関節の確認です。
例えば、
- 骨折
- 脱臼
- 関節の変化
- 骨の変形
- 関節炎を疑う変化
- 骨の腫瘍などを疑う変化
などを確認することがあります。
「足を痛がる」 「歩き方がおかしい」 「ジャンプしなくなった」 「転んだ後から痛がる」
などの場合には、レントゲン検査が重要な検査のひとつになります。
🫁 ② 肺・気管など呼吸器の状態
胸のレントゲンでは、
- 肺
- 気管
- 気管支
- 胸腔
- 心臓の大きさ
などを確認します。
例えば、
咳が続く 呼吸が速い 呼吸が苦しそう 運動すると息が上がる
といった症状がある場合に、肺や気道などの状態を確認するために行うことがあります。
❤️ ③ 心臓の大きさや形
胸部レントゲンでは、心臓の大きさや形を確認することもできます。
心臓が大きくなっていないか、肺に異常な変化がないかなどを確認することで、心臓病を評価するための情報のひとつになります。
ただし、
レントゲンだけで心臓病の種類や重症度がすべて分かるわけではありません。
必要に応じて、
身体検査 + レントゲン検査 + 心電図検査 + 心エコー検査
などを組み合わせて調べます。
🥣 ④ 胃や腸など消化管の状態
お腹のレントゲンでは、
- 胃
- 小腸
- 大腸
- 消化管内のガス
- 消化管の位置や形
などを確認します。
例えば、
何度も吐いている 食欲がない お腹を痛がる 便が出ない 異物を飲み込んだ可能性がある
といった場合には、レントゲン検査が診断の手がかりになることがあります。
特に、消化管の閉塞などが疑われる場合には重要な検査のひとつです。
🪨 ⑤ 結石などの確認
レントゲンでは、種類によっては尿路結石などの石を確認できることがあります。
例えば、
- 腎臓周辺
- 尿管
- 膀胱
- 尿道
などに結石が疑われる場合に利用されます。
ただし、すべての結石がレントゲンに写るわけではありません。
そのため、
尿検査 + レントゲン検査 + 超音波検査
などを組み合わせて調べることがあります。
🫁 ⑥ 胸の中に異常がないか
胸部レントゲンでは、肺や心臓だけでなく、胸の中全体を確認します。
例えば、
- 肺の異常
- 胸水を疑う変化
- 気胸を疑う変化
- 肺の腫瘤などを疑う変化
- 気管の異常
- 心臓周囲の変化
などがないかを確認します。
咳や呼吸異常がある場合には、身体検査と合わせてレントゲン検査を行うことがあります。
🐕 ⑦ 背骨・腰・骨盤など
「最近、動きたがらなくなった」
「階段を嫌がる」
「ジャンプをしなくなった」
「後ろ足の動きがおかしい」
といった場合には、背骨や腰、骨盤、関節などをレントゲンで確認することがあります。
特にシニアの犬や猫では、年齢に伴う骨や関節の変化を確認するために行うことがあります。
🐱 ⑧ 猫ちゃんでは「お腹のレントゲン」も重要
猫ちゃんでは、
食欲がない 吐く 便が出ない 異物を飲み込んだ可能性がある お腹を痛がる
などの症状がある場合に、腹部レントゲンを行うことがあります。
猫ちゃんは症状をはっきり見せないこともあるため、身体検査と合わせて画像検査を行うことで、体の中の状態を確認することがあります。
🔍 レントゲン検査と超音波検査は何が違うの?
レントゲンと超音波は、どちらも体の中を見る検査ですが、得意なことが違います。
レントゲン検査
骨・肺・胸部・消化管などの全体的な形や位置を確認するのが得意
🔍 超音波検査
肝臓・腎臓・膀胱・膵臓などの軟らかい臓器や、心臓の動きなどを確認するのが得意
そのため、
「レントゲンとエコー、どちらを受ければいい?」
ではなく、
必要に応じて両方を組み合わせる
ことがあります。
🩸 血液検査だけでは分からないことがあります
血液検査は、体の中の臓器や代謝などを確認する大切な検査です。
しかし、血液検査だけでは、
「肺はどうなっている?」 「心臓の大きさは?」 「骨に異常はない?」 「胃や腸の中は?」
といったことを直接確認することはできません。
そこで、
血液検査+画像検査
を組み合わせることで、より多くの情報を得ることができます。
🐶🐱 こんなときにレントゲン検査を行います
□ 咳が続いている □ 呼吸が苦しそう □ 心雑音を指摘された □ 吐く・食欲がない □ お腹を痛がる □ 便が出ない □ 異物を飲み込んだ可能性がある □ 足を痛がる □ 歩き方がおかしい □ ジャンプや階段を嫌がるようになった □ 転んだ・ぶつかったなどの外傷がある □ 血液検査で異常が見つかった □ 健康診断で詳しい検査が必要になった
このような場合に、レントゲン検査が診断の手がかりになることがあります。
📸 レントゲン検査は痛い検査?
レントゲン撮影そのものは、体を切ったりする検査ではなく、撮影自体に痛みを伴うものではありません。
ただし、きれいな画像を撮影するためには、決められた姿勢でじっとしてもらう必要があります。
痛みが強い場合や、緊張して動いてしまう場合などには、状態に応じて鎮静などを検討することがあります。
☢️ レントゲンの放射線は大丈夫?
レントゲン検査ではX線を使用します。
撮影時間は非常に短く、診断に必要な範囲で適切に撮影します。
また、検査を行う際には、動物だけでなくスタッフの放射線被ばくにも配慮して、安全管理を行います。
⚠️ レントゲンだけですべてが分かるわけではありません
レントゲン検査は非常に役立つ検査ですが、
レントゲンだけですべての病気を診断できるわけではありません。
特に、軟らかい組織の細かな変化などは、超音波検査のほうが確認しやすい場合があります。
また、レントゲンで異常が見つかった場合でも、病気の種類を確定するために、
血液検査 尿検査 超音波検査 細胞検査・組織検査 CT・MRI
など、追加の検査が必要になることがあります。
🌿 レントゲン検査は「体の中を見る」ための大切な検査
レントゲン検査では、
🦴 骨・関節
🫁 肺・気管
❤️ 心臓
🥣 胃・腸
🪨 結石
🐕 背骨・腰・骨盤
など、さまざまな場所を確認することができます。
「いつもと違う症状がある」
「健康診断で詳しく調べたい」
「血液検査だけでは分からないことを確認したい」
そんなときに、レントゲン検査が大切な情報を与えてくれることがあります。
🐾 大切な家族の健康を守るために
健康診断や診察では、
身体検査 + 血液検査 + 尿検査 + レントゲン検査 + 超音波検査
など、それぞれの検査の特徴を生かして組み合わせることが大切です。
レントゲン検査を行うかどうか、どの部位を撮影するかは、年齢・症状・身体検査の結果・これまでの病気などを考慮して判断します。
「レントゲンを撮ったほうがいいのかな?」
「どんな検査が必要なのかわからない」
という場合も、お気軽にご相談ください。
🏥 くさの動物病院
八潮市新町170 Tel 048-996-6282
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